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ハウスメーカーはそれぞれの特徴を理解することが大切!

男性に鍵を出す様子

マイホームは一生に一度の買い物だからこそ、後悔することのないようにしたいものですが、そのためには施工業者の選定が非常に重要です。施工業者は、大きくハウスメーカー・工務店・設計事務所に分けられますが、マイホームを計画している方の中にはハウスメーカーへの依頼を検討している方も多いでしょう。しかし、一口にハウスメーカーと言ってもその数は非常に多く、各メーカーごとに得意とする工法や構造が異なります。そのため、自分たちに合ったハウスメーカーを選ぶためには、まず各メーカーの特徴を理解しておくことが大切です。

現在、住宅の工法や構造には様々な種類がありますが、代表的なものとしては、木造軸組み工法(在来工法)・2×4工法(枠組み壁工法)・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)といったものが挙げられます。木造軸組み工法は日本の伝統的な建築工法で、間取りの自由度が高く、リフォームにも対応しやすいというメリットがあります。2×4工法は、間取りの自由度やリフォームのしやすさという観点から見ると木造軸組み工法よりも劣る工法です。しかし、柱や梁で家を支えるのではなく、面(壁)で支えるため耐震性が高く、気密性や断熱性も優れるというメリットがあります。

鉄骨造は、強度の高い鋼材で柱や梁、土台を造る工法で、6mm以上の鋼材を使用する重量鉄骨構造と、6mm以下の鋼材を使用する軽量鉄骨構造に分けられます。建材が鋼材であるため、耐震性や耐久性が高いことがメリットです。鉄筋コンクリート造は、コンクリートを組み合わせて造る工法で、コストは高くなりますが、耐震性や耐火性、遮音性に優れるという特徴があります。

このように、住宅の特徴は、工法や構造の種類によって変わりますが、各ハウスメーカーも得意なものと不得意なものがあります。例えば、大手ハウスメーカーのひとつである住友林業の強みは、木材の扱いに長けていることです。住友林業は、自社で日本の人工林の約0.4%を保有しているため、在来軸組み工法が得意とされています。そのため、木造住宅を希望する方にとっては、候補のひとつとなると言えるでしょう。

また、鉄骨造を得意とするハウスメーカーの代表格がヘーベルハウスです。ヘーベルハウスは、ロングライフ住宅をコンセプトに掲げており、耐震性と耐久性を兼ね備えた長く住める住宅を実現しているため、耐震性や耐久性を最優先とするのであれば候補のひとつとなるでしょう。このように、各ハウスメーカーによって得意不得意な工法・構造があるため、まずは自分たちの理想とする住宅を造るのが得意なハウスメーカーを調査することが大切です。